大いなる捜し物をしていて、四次元ポケットといえる引き出しの中を
久々にひっくりかえすことになったのだが、
奥のほうから、2000年10月8日の新聞切り抜きが出てきた。
「スクリーンによみがえる『世紀の舞姫』崔承喜」
■崔承喜(1911〜1969)
朝鮮が生んだ(植民地時代は日本が生んだと言われていた)世界舞踊史上に咲いた唯一無二の華、東洋の心を踊る新しきルネッサンスをもたらした天才的かつユニークな舞姫である。
記事によると、朝鮮の民族舞踏とモダンダンスを融合した創作舞踏を踊り、
三島由紀夫や川端康成も絶賛するなど高い評価を受けた。
スタインベックやピカソらも鑑賞したことがあり、中国の周恩来元首相もファンだったらしい。
戦後は北朝鮮に渡ったが、60年代半ば、監禁されたと報じられてから消息がわからなくなった、とのこと。
調べてみると、在日韓国・朝鮮の人はもとより、
70代以上の日本人にとっては「マドンナ」だったらしく、
当時は「さい しょうき」と日本読みで呼ばれ、その人気たるやすごかったそう。
ここに貼った写真と同じものが記事にも掲載されているが、
観音菩薩のようにたおやかな美しい笑顔をしている。
昨今の韓流ブームで韓国美人をよくお目にかかるようになったが、
まさにその流れにある、民族的な美しさだ。
その崔承喜のドキュメンタリー映画が、
大阪市中央区のドーンセンターというところで上映される、という記事だった。
6年前の私は、何を思ってこの記事を切り取ったのだろうか。
見てみたかったのかもしれないが、行った記憶はない。
タイムカプセルというのが一時流行ったが、あれを開けると、
こういう妙な所をつつかれたような、くすぐったさが溢れ出すんだろうなぁ。